意見書第2号 「混合型血管奇形」の難病指定を求める意見書について
議決日:平成22年6月23日
議決結果:原案可決(全員一致)
採決状況:全員一致
地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣及び関係大臣に対し意見書を別記のとおり提出する。
平成22年6月23日提出
提 出 者 入間市議会議員 永澤美恵子
賛 成 者 〃 吉澤かつら
〃 〃 関谷真奈美
〃 〃 向口文恵
〃 〃 齋藤國男
〃 〃 宮岡治郎
〃 〃 駒井 勲
「混合型血管奇形」の難病指定を求める意見書
「混合型血管奇形」とは、動静脈・毛細血管・リンパ管のうち複数の血管の先天性形成不全をいい、体から手足にかけて大小の腫瘍やあざのような症状が現れる病気である。
血管の形成が不全なことから患部は外傷により大量出血を起こす恐れや、患部がウィルス等の細菌に感染すると、患部全体に広がり生命の危険にさらされる恐れもあり、日常生活が著しく制限されることになる。
さらに、患部には血管が異常に増すことにより栄養過剰となることから、成長に伴って下肢長差、背骨の変形異常などといった症状が現れてきている。
この病気の専門医は国内でも極めて少なく、医師や難病対策に関わっている専門家の間でも認知度は低く、病気の原因が明らかでないために、治療方法の未確立はもとより、難病指定にされていないため医療費の支援を受けられず、患者や家族にとって、精神的・経済的な負担は、非常に大きいものとなっている。
よって、政府においては「混合型血管奇形」を早期に難病指定にし、一刻も早く原因の解明と治療方法の研究・確立を図るとともに患者が安心して治療を受けられる支援を行うよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年6月23日
埼玉県入間市議会