請願第3号 入間市小谷田3丁目7番25号(三菱ウェルファーマ跡地)への大型遊戯施設建設に関する市民生活、教育、治安の保全を求める請願
受理日:平成17年8月29日
付託委員会:福祉教育常任委員会
議決日:平成17年9月22日
議決結果:採択
採決状況:全員一致
山下修子
金子健一
金澤秀信
山本秀和
宮岡幸江
金子俊雄
〔要 旨〕
入間市小谷田3丁目7番25号(三菱ウェルファーマ跡地)に建設を予定されている娯楽施設付きボウリング場((株)ラウンドワン・・・本社・大阪)につき、小谷田3丁目の自治会(東金子地区第23区、通称文化村)では、去る6月29日に臨時住民総会を行いました。その結果、住民の総意をもって建設に断固反対の意思を確認しました。6月24日には市長様にも建設を許可しないよう陳情申し上げました。予定されている遊戯施設は高さ35m余りの建物にボウリング48レーン、ゲーム機320台、カラオケ30室、ビリヤード6室等、入間市内にはかつて無かったような大規模な屋内複合レジャー施設です。このような施設が建設されることは、騒音や夜間照明による安眠の妨害、迷惑駐車や交通事故の増加、治安の悪化や青少年への悪影響など、以下に述べる周辺住民への弊害はもちろんのこと、
「生き生き入間、人・まち・自然・市民一人ひとりの力をまちづくりに生かそう。」
「自然を愛し、緑と清流を守り、平和で自然環境にやさしいまちをのこします。」
とうたっている入間市の都市構想に反することは明白です。
入間市の「自然を大事にしよう、そこに住む市民に安らぎを与えよう」という市の方針にひかれて入間市に住むようになった我々文化村の住民だけの問題としてではなく、入間市すべての市民にとっても、この遊戯施設の建設は非常に迷惑です。
入間市議会議員の皆様におかれましては、どの政党、会派を問わず、
・平和・安全・安心・豊かな自然・人間尊重・環境の保全
・市民の声を反映した住みよいまちづくり
などのキーワードを掲げて日々ご尽力いただいていることと思います。
入間市の美しい自然環境を守り、市民が安心して暮らせる生活環境の保持のため、入間市として、請願理由に述べた項目に対してあらゆる施策を講じていただくよう請願いたします。
〔理 由〕
1.住宅地域への侵入車両、駐車車両の増加により、児童の登下校時の交通危険性が増大する。
現通学路は予定遊戯施設の北側の歩道ですが、この道に年間60万人に及び施設利用者の車が近道として侵入したり、施設に入りきれない車の格好の無断駐車場となることが予測されます。児童の交通事故の危険性は高まり、また、大樹の里の人や幼稚園児の散歩道になっていた道路は、散歩の出来ない道になってしまいます。
2.風紀の乱れや犯罪の増加、青少年の健全な育成が損なわれる。
遊戯目的の不特定多数の人々が深夜にわたって集まる場所となれば、当然のごとく風紀は乱れ、犯罪が増加して治安が悪化します。また、人工的でお手軽な遊戯施設がすぐ住宅地域の身近にある環境は、青少年の健全な育成に多大な悪影響を及ぼします。