請願第2号 後期高齢者医療制度の被保険者にかかる負担軽減を求める請願
受理日：平成20年6月2日
付託委員会：福祉教育常任委員会
付託日：平成20年6月11日
議決日：平成20年6月24日
議決結果：採択(賛成多数)
採決状況：賛成多数
金澤秀信
駒井勲
友山信夫
〔請願趣旨〕
いわゆる「団塊の世代」が定年退職を迎える昨今、わが国は世界でも例を見ない超高齢化社会に直面しています。
これまで、市町村ごとに運営されてきた国民健康保険制度は、極めて厳しい財政状況となり、地方の小規模自治体などでは保険財政が破綻しかねない状況にあります。
今回、７５歳以上の方及び６５歳以上で一定の障がいのある方を対象とし、都道府県単位の広域連合を保険者とする新たな医療制度が開始されたことは、「広域化による保険リスクの分散」や「保険料負担や給付内容の地域間格差の是正」、そして「長期にわたって安定した世代間の助け合いの実現」という観点から有意義なものです。
しかしながら、後期高齢者医療制度も相互扶助を前提とした社会保険制度の一種であり、対象が年金生活者を主体とする高齢者に限定されていることから、保険料の水準について、低所得者への格段の配慮がより求められます。
現在、政府内において制度や運用の改善が検討されていますが、この医療制度はすでに運営が開始されていることから、以下の項目について、入間市として速やかに対処されるよう、請願いたします。
記
〔請願項目〕
後期高齢者医療制度の被保険者のうち、総所得が基礎年金の基本受給額を下回る低所得者に対し、さらなる保険料の軽減策を講じて下さい。
以上