番号 | 決議第2号 | ||
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議決年月日 | 平成13年6月20日 | 結果 | 原案可決 全員一致 |
児童虐待防止決議 昨年度の埼玉県内における児童相談所で受け付けた児童虐待に関する相談件数は1,186件で、前年度比72%増と著しく急増している。 実際の虐待数は把握できていないとしているが、近隣市において児童虐待が発生しており社会問題化し、その対策を講じることについての必要性は言を待たない。 内容を見ると『身体的虐待』が686件で58%、『保護の怠慢・拒否』が295件で25%、『心理的虐待』が157件で13%、『性的虐待』が48件で4%としている。 虐待を受けている年齢は、『身体的虐待』が零歳〜小学生、『保護の怠慢・拒否』は小学生である。主な虐待者は『実母』が729件、『実父』が283件、『その他』が106件である。昨年秋に改正児童虐待防止法が施行され社会の関心が高まっている。 こうした県内の状況を見るとき、入間市においては事件として報道されるような表立った虐待の事例は無いものの潜在的な状況は計り知れない。 少子化社会の中で見逃してはならない重要な問題である。経済不況のなか家庭内暴力や複雑な家庭環境等子育てに疲れた家庭の状況があり、今こそ社会全体の支援の輪をつくる時である。 入間市民こぞって児童虐待防止に努め、家族や近隣住民の意識を変えることが重要であり、ここに児童虐待防止の決議をする。 平成13年6月20日 埼玉県入間市議会 |