現在位置 :トップページ意見書・決議案一覧 › コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書

発議案の詳細情報

議員提出議案第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書

番号 議員提出議案第4号
議決年月日 令和3年9月24日 結果 原案可決
全員一致
 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書について

 地方自治法第99条の規定により、内閣総理大臣及び関係大臣等に対し意見書を別記のとおり提出する。


令和3年9月24日提出



 提出者 入間市議会議員 松本義明
 賛成者 〃 小出 亘
 〃 〃 向口文恵
 〃 〃 池畠 司
 〃 〃 双木 小百合
 〃 〃 内村忠久
 〃 〃 横田淳一



新型コロナウイルス感染症のまん延により、地域経済にも大きな影響が及び、地方財政は
来年度においても、引き続き、巨額の財源不足が避けられない厳しい状況に直面している。
地方自治体では、コロナ禍への対応はもとより、地域の防災・減災、雇用の確保、地球温暖
化対策などの喫緊の課題に迫られているほか、医療介護、子育てをはじめとした社会保障関
係経費や公共施設の老朽化対策費など将来に向け増嵩する財政需要に見合う財源が求められ
る。
その財源確保のため、地方税制の充実確保が強く望まれる。
よって、国においては、令和4年度地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。



1 令和4年度以降3年間の地方一般財源総額については、「経済財政運営と改革の基本方
  針2021」において、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準
  を確保するとされているが、急速な高齢化に伴い社会保障関係経費が毎年度増大している
  現状を踏まえ、他の地方歳出に不合理なしわ寄せがなされないよう、十分な総額を確保す
  ること。

2 固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家
  屋・償却資産を含め、断じて行わないこと。生産性革命の実現や新型コロナウイルス感染
  症緊急経済対策として講じた措置は、本来国庫補助金などにより国の責任において対応す
  べきものである。よって、現行の特例措置は今回限りとし、期限の到来をもって確実に終
  了すること。

3 令和3年度税制改正において土地に係る固定資産税について講じた、課税標準額を令和
  2年度と同額とする負担調整措置については、令和3年度限りとすること。

4 令和3年度税制改正により講じられた自動車税・軽自動車税の環境性能割の臨時的軽減
  の延長について、更なる延長は断じて行わないこと。

5 炭素に係る税を創設又は拡充する場合には、その一部を地方税又は地方譲与税として地
  方に税源配分すること。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和3年9月24日
埼玉県入間市議会
Copyright © 2008- Iruma City Council. All Rights Reserved.