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請願第1号 厚生労働省「放課後児童クラブ運営指針」及び「入間市立学童保育室育成支援指針」等に基づく、入間市の学童保育室の運営に関する請願

受理年月日 令和7年8月22日 受理番号 請願第1号
委員会付託日 令和7年8月29日 付託委員会 福祉教育常任委員会
議決年月日   ─ 議決結果   ─
紹介議員 佐藤匡
田山雅子
請願第1号
  厚生労働省「放課後児童クラブ運営指針」及び「入間市立学童保育室育成支援指針」等に基づく、入間市の学童保育室の運営に関する請願

〔請願趣旨〕
 入間市は、令和8年度から入間市立学童保育室を全て民間事業者に委託することを計画しています。通信アプリを使った保護者アンケートを実施していますが公設公営の学童保育室を利用する保護者の回答者数は335件と全体からみれば少ない現状にあり、民間委託計画を知らない保護者も多いのが実態です。
 また、来年度から学童保育室を利用する保育所(園)の保護者にはまったく知らされていないのが現状です。
 アンケートでも「委託した方が良い」と回答した保護者は13人(3.88%)にすぎず、委託された場合の不安について多くの保護者が回答しています。
 入間市が令和5年度に実施した藤沢北学童保育室の第三者評価の個別項目の評価結果は、「学校との連携」、「保護者との連携」、「固有の援助を必要とする子どもへの適切な育成支援」などで低い評価結果が出されています。
 これらの個別項目は、厚生労働省の「放課後児童クラブ運営指針」でも定められている内容で学童保育における重要な部分であり、審議会委員からも懸念する意見が出され、保護者アンケートでも多くの保護者から不安回答があったものです。第三者評価が低いのは、「学童保育室運営業務委託仕様書」で具体的に求めていないことにも原因があると考えています。「放課後児童クラブ運営指針」や「入間市立学童保育室育成支援指針」などに基づく入間市としての学童保育の確立が求められる状況にあるのではないでしょうか。
 また、民間委託によって98名もの放課後児童支援員及び補助員が雇い止めとなり、職を失うことになります。職員との丁寧な協議や再就職支援なども必要です。審議会で示されたスケジュールでは、7月に職員労働組合との協議を行う予定となっていますが、十分な協議が行われたのでしょうか。
 11月から12月に委託業者の選定・決定・契約というスケジュールとなっていますが、かなり強引で無理なスケジュールではないでしょうか。
 拙速な学童保育室の民間委託計画を進めるのではなく、次のことを実施するよう入間市に求めてください。
 【請願項目】
 1.保護者の不安に応えるとともに保護者の意見を聞く場として、各施設ごとに保護者説明会を早急に実施すること。(保育所(園)の保護者を含む)
 2.学童保育室の民間委託を延期し、市報やホームページで市民に知らせ、広く市民の意見を聞いて検討すること。
 3.学童保育の当事者である放課後児童支援員及び補助員の意見を聞いて検討すること。
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